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トップページ > お知らせ一覧 > 長野県生坂村を舞台に企業連携による再生型観光 いくさか『創造の森』リジェネラティブ・ツーリズム第2期始動 ~地域と旅人が協働で未来をつくる<リジェネラティブDAO>~ 2025/07/29(火)

NEWS

長野県生坂村を舞台に企業連携による再生型観光 いくさか『創造の森』リジェネラティブ・ツーリズム第2期始動 ~地域と旅人が協働で未来をつくる<リジェネラティブDAO>~

お知らせ

株式会社レシカ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・ダイ、以下レシカ)は、長野県生坂村観光協会および連携各社と共に、いくさか『創造の森』を舞台とした「リジェネラティブ・ツーリズム※」第2期を始動いたします。第2期となる今年度は、ネイチャーポジティブと地域コミュニティの融合に挑むべく、全6回のツアーを通して地域と旅人が協働で未来をつくる「リジェネラティブDAO(分散型自律コミュニティ)構想」に挑戦します。

 

◆公式サイト:https://tabisuruikimono.com

※昨年度、第1期の取組みはこちらをご参照ください。

※リジェネラティブ・ツーリズムとは

 これまでの消費中心の観光とは異なり、訪れた土地の自然環境や文化を学び、適切な手

 法で手を加え、より良い姿に再生することを目指す新しい観光のスタイルです。

 

              

令和7年【環境省「第2回サステナブルな旅アワード」特別賞受賞】

令和7年【第4回「JATA SDGsアワード」 環境部門 優秀賞受賞】

 

W受賞の実績を持つこのプロジェクトが、ネイチャーポジティブと地域コミュニティの融合に挑む第二章へ。生坂村で始まった「旅するいきもの大学校!」が今、再び動き出します。地域や企業、そしてあなたと共に“育てる旅”が始まります。

 

この取り組みは、生坂村観光協会、クラブツーリズム、株式会社フューチャーセッションズ、合同会社HiTTiSYO 、株式会社アスエク、株式会社レシカの6つの企業がコンソーシアム形式で協力して進めています。それぞれの企業が持つ専門性とネットワークを活かし、多角的な視点からプロジェクトを支援します。

 

 

事業が実施される背景:

 

長野県生坂村は、美しい自然環境と豊かな生物多様性を誇る地域として知られています。近年、気候変動や環境破壊が進行する中で、地域社会として持続可能な未来を築くための取り組みが求められています。生坂村は2023年に環境省の選定する「脱炭素先行地域※」に選定されており、生坂村として「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」を発出しています。そのような背景を持つ同地を舞台に、地域全体でのカーボンニュートラルを目指すとともに、新たな観光の形として「リジェネラティブ・ツーリズム※」に着目しました。

 

※脱炭素先行地域とは

国が「地域脱炭素ロードマップ」及び「地球温暖化対策計画」に基づき、2050年カーボンニュートラルに向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてその他の温室効果ガス排出削減についても、我が国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域です。

 

※リジェネラティブ・ツーリズムとは

これまでの消費中心の観光とは異なり、訪れた土地の自然環境や文化を学び、適切な手法で手を加え、より良い姿に再生することを目指す新しい観光のスタイルです。​

 

事業のコンセプト:

第二期となる本年度のテーマは「地域と旅人が協働で未来をつくる<リジェネラティブDAO(分散型自律コミュニティ)>※構想」です。単なる観光体験にとどまらず、参加者が自然環境の保護と再生について考え、共に行動することで、生坂村の自然環境を未来にわたって守り続けることを目指します。また、ツアー終了後には、参加者を「生坂村公式自然研究員(フェロー)」として認定し、彼らが地域の自然保護活動に積極的に参加することを奨励します。地域の方々との交流も大きな目的にしており、まさに自身の「第2のふるさと」となっていくようなコミュニティづくりを目指します。

 

事業内容:

 当プログラムは、観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業の一環として企画しており、いくさか『創造の森』を中心に生坂村内にて実施されます。プログラムは全6回構成となっており、創造の森での専門的な自然活動だけでなく、生坂村の魅力探訪企画や現地の方々との交流も交えながら、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド形式で行います。

<プログラムの一例>

■「ネイチャーポジティブ」を考え体感する自然ワークショップ

自然調査や、環境省が推進する「自然共生サイト」登録に向けての活動を行います。

■「大地の再生」ワークショップ

いくさか『創造の森』の自然フィールドにおいて、実際に土を起こし、空気と水の流れを改善し、自然循環

機能の回復を体感しながら学びます。

■薬膳学から学ぶ自己を見つめるワークショップ

薬膳学を通じて、日本人の独特の思考・生活・食事・文化を構成する大きな要素を現在の“ライフハック”

として実践的に学びます。

 


 

奇二正彦​(キジ マサヒコ)氏

立教大学スポーツウエルネス学部 准教授

​専門は環境教育・保全活動。大卒後、NZのアートスクールで学び、自然学校レンジャー、動物写真家助手、環境コンサルの研究員、環境教育NPOスタッフとして活動。40歳で大学院に進学。体験とスピリチュアリティとの関係について研究し博士(スポーツウエルネス学)取得。現在、立教大学スポーツウエルネス学部准教授。スキー、キャンプなどの野外実習の他、生物多様性や社会の持続可能性についての講義やゼミを展開。


中村飛鳥(ナカムラ アスカ)氏

静寂庵主宰・薬膳研究家

薬草活用の歴史が深い長野に移住し20年。薬膳のあるくらしを実践しながら薬膳教室の運営、メーカーへのレシピ開発、善光寺・戸隠神社の宿坊にて薬膳食を提供・提案を行う。2026年より仏教原典を学ぶためにタイの寺院ダンマサタンに移住予定。日本古来の学び【道】の根底にある陰陽五行という思想=日本人の独特の思考、生活、食事、文化を構成する大きな要素を現在の“ライフハック”として実践的活用を伝えるためのワークショップを日本全国の小中学校をまわり行っている。


和久 倫也(ワク トモナリ)氏

WAKU TOMONARI 一級建築士 / 大地の再生士 / 環境再生医/ WAKUWORKS 株式会社 代表取締役 / 一般社団法人 スマート 代表理事 / 一般社団法人 たまみらいラボ 理事 / やぼろじ 代表 / 一般社団法人 中小企業経営審議会 参画

1979年東京日野市生まれ府中育ち。東京都立大学大学院工学研究科建築学修士課程修了。2005WAKUWORKS設立。2013年やぼろじ設立。2018年〜2020年一般社団法人 大地の再生 結の杜づくり 理事。2022WAKUWORKS 株式会社 設立。日本各地で培われてきた自然とともに循環する暮らし〜流域生態系に学びながら、環境再生〜建築設計〜コミュニティ運営〜教育事業を実践中。



今後の展開:

今後は、本プログラムを通じて得られた知見やネットワークを活用し、生坂村の地域づくりに参画してくれる企業や一般の方々との連携を強化していく予定です。この取り組みが持つ可能性を広く周知し、企業と地域が協力して持続可能な未来を築くための一助となることを目指します。

 

 レシカは、生坂村や今回のプロジェクトメンバー各社と共に、地域全体が一丸となって持続可能な未来を築くために、今後も様々な取り組みを展開していきます。今回のリジェネラティブ・ツーリズムプログラムが、その第一歩となることを期待しています。

 

事業説明会のお知らせ:

 来る731日にVenture Café Tokyo(虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F CIC Tokyo主力プログラムである「Thursday Gathering(サーズデー・ギャザリング)」にて事業説明会を開催いたします。ぜひお気軽にご参加ください。

 

日時:2025731日 20:0021:00

場所:Venture Café Tokyo(虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F CIC Tokyo)カフェスペース

登壇者:鈴木 光希(クラブツーリズム株式会社)/星野 亜紀子(合同会社HiTTiSYO)/市川 隆志(株式会社アスエク)/坂本 悠樹(株式会社フューチャーセッションズ)/クリス・ダイ(株式会社レシカ)


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